柏崎の三名園とは

赤松・ツツジ・モミジなど多数の樹木が空を覆いつくし、木々の合間に白雲が流れゆく様が松雲山荘の名前の由来。灯籠・太鼓橋・東屋・池などが品よく配され、当主の遊び心の入った庭石を見つけるのも楽しさの一つ。

故寒香庵木村重義翁の篤志により設立された松雲山荘内にある茶道専門の美術館。木村翁が生涯かけて蒐集された古書画、陶磁、茶器類を季毎に展示。収蔵されている国宝級の茶器を使ってお茶席の体験ができるのは国内唯一。

江戸末期から越後の豪雪地に京都の文化を取り入れた庭園を造りたいと、代々の当主により手を加えられ造られた「国指定」名勝庭園。主屋の貞観堂から眺める庭は、・・・

戦後、昭和天皇が新潟県を巡行された際「行在所」として飯塚邸に滞在。ケヤキ材など最上級の部材が多く使われ、特に、出桁(だしげた)造りの長屋門は重厚で当時の上質な和風建築が偲ばれる。